ケアマネージャー試験の暗記勉強法

ケアマネージャー試験は暗記中心

ケアマネージャー講師

ケアマネージャーの試験は数学のような考えて解くような試験でもないですし、論述でも実技でもありません。もし介護支援基本テキスト持ち込みO.K.で時間無制限だったらきっと合格します。

ただ介護支援基本テキストは2千ページ以上ありますので頭から全ページ暗記するのは大変ですので出題傾向にあるテキストを探したり、通信講座や学校を探したりするのだとは思います。しかし暗記しなければいけない量が膨大で暗記が勉強の中心である事にはかわりません。ここでは記憶法について書きたいと思います。

記憶法に共通して言える事

管理人は記憶法に関する書籍や通信教育などかなりの数を試してきました。そういった中で共通して言える事は五感をフルに使うという事です。勉強法の他の項目でも薦めてるように、書くより、読んだ方がいいです。ただ読むより音読した方がいいです。

これは視覚だけでなく聴覚も使うといいという例です。

しかし人間が最も脳に残せて引き出しやすいのは画像、イメージです。世に出てる記憶術とか記憶法の書籍、通信講座のほとんどは人間が画像やイメージを記憶しやすい事を利用した記憶術です。

例えば昨日の夜何を食べましたか?思い出すのは文字情報でも音の情報ではなく画像じゃないですか?例えば

①猿 ②羊 ③蛇 ④虎 ⑤ネズミ ⑥鳥

動物

これを30秒で覚えて下さい。どうですか?明日もこの6つを順番通り言えそうですか?

よくある記憶術では「猿が頭に噛み付いた」「羊に顔を舐められた」「へびが首に巻きついた」「虎に肩を食われた」「ネズミの刺青を胸にいれた」「鳥が足に絡みついた」のようにイメージして記憶していきます。画像でしかも少し刺激が強い方が頭に残りやすいからです。

また「頭→顔→首→肩→胸→足」のように順番が決まってるものに関連させてイメージ化しやすい画像を載せていく事で順番を記憶していく方法などもあります。やはり字より絵の方が記憶に残ります。印象に残るようインパクトのあるイメージを頭に浮かべるのです。

このような方法は確かに記憶に残るのですが、ケアマネージャー試験の記憶法としてどう応用するかはなかなか難しいです。つねに事例を家族にあてはめてイメージしたり、職場に実際いる人に変換して覚えると記憶の定着にもいいですし、引き出しも早くなります。

テキストを暗記する時は常に何か具体的なイメージに置き換えて暗記する事をお勧めします。

暗記法はいろいろな方法を試したほうがいい

音読して聴覚で記憶する方法もイメージ化する方法も一つを続けるより混ぜてやる方がいいです。

人間は慣れる事でその効果が薄れてしまう事があります。

それは人間の脳の特性なんですが、音読にも慣れてしまうと、音の情報処理が脳が勝手に効率化しようとするため、音読だけでは最初に音読を始めた頃に比べ覚えられる量が減ってきます。イメージもしかりです。

いろいろな記憶法を試す事が記憶を助けますので、聴覚も視覚もフルに使う記憶法を心がけましょう。

まずは浅く広くそして少しづつ深く

講師

これは一つのテキストを覚える時でも、問題集を解いて行くときも共通なのですが。

理解は薄くてもいいからまずは全部やる事が重要です。

その代わり2回、3回と繰り返しやるんです。記憶のためにも、モチベーションの維持のためにもこれはお勧めです。

頭から完璧に深く理解したり暗記していっても全部終わったころには最初の記憶はかなり薄れてます。一度にすべて完璧にやろうとせずに回数を重ねる事で人間の記憶は定着していきます。

ケアマネージャーの試験の場合は出題範囲も広いので万が一、試験まで時間切れだとか、途中で挫折してしまった場合でも全体を薄くやってる方が深く狭い範囲しかやってない人よりは有利です。

薄い理解でも一つのテキスト、問題集を最後までやると、達成感が生まれますのでモチベーションの維持という意味でもいいです。2回目、3回目ははじめての時より記憶する事に集中してできるはずです。

テキストをノートにまとめたり書いて覚えるのをやめる

書くことはいいことか?

管理人

学生時代、ノートがものすごくきれいなのに成績はあまりよくない人がいませんでしたか?

実はそんな方はけっこう多いんです。

テキストをきれいにノートにまとめたり、講座で先生が書いた事をすべて板書する人がいますがあまりいい事ではありません。書いてると確かに勉強した気になりますが、

そのノートそのあとでどうするんですか?

覚えるのだったらテキストのきれいな活字を見たほうがいいですし、板書した所はテキストにそのままの事が載ってます。

お勧めは音読

書く事は一番時間がかかります。書く作業に時間を費やして覚えてないのでは時間がもったいないです。

おすすめは読む事です。もっといいのは音読する事です。

聴覚が記憶を助けます。

書いて覚えるのがクセの人は試しに読むか、音読するだけの記憶法も取り入れる事をお勧めします。

テキストをきれいに自分なりにまとめてそれを持ち歩くような勉強法をとってる方は、テキストをやぶって持ち歩くか、コピーをとって持ち歩いてみてください。

書いて覚える派は

ノートにまとめたりする時間は、やはりもったいないと思いますが、書いて記憶する方法はちゃんとしたやり方なら効果があります。

単語や記憶したいことを紙に書いてる瞬間は脳の動きは書く方にだいぶとられます。その書いた字を見てるときに記憶するんです。

それをちゃんと意識してると暗記できる量もスピードも変わってきます。ただ書く事の作業だけをやって満足してしまうことって実は多いのです。

覚えたい難しい単語なりを紙に書いたら見て「ちゃんと覚える⇒テキストも何も見ないで書く⇒数分後にまた書く」これを意識するとしないで全然ちがいます。

作業量=記憶した量ではないです。作業量=勉強量でもないです。

記憶した量=勉強量なのです。

バランスよくやるとさらに効果あり

音読も書く方法も片方をずっと続けると、最初よりも効果が薄れてきます。

これは脳がなれてきて情報処理を効率化するために起こる事なのですが、どちらも織り交ぜて勉強する事でさらに効果が期待できます。

聴覚を使うという意味ではCDテキストを覚えたい所だけダビングして聞くやり方もお勧めです。